6人の専門性で他面的に対応できるので、相続が絡む話はすべて任せられて楽々

株式会社ウェスト 奥西様

相続トータルサポート関西の6人に任せておけば、私のお客様の相続問題についてはバッチリです。相続に関しては全員プロですから。

遺言信託の正しいあり方を考えていたことが接点に

―代表の平井さんとは、いつごろからのお付き合いですか?

最初にお会いしたのは2004年、2005年ごろだったと思います。私どもの会社は保険代理店ですが、ライフプランニングの仕事をさせていただいているので、FPの先生ともお付き合いがあるんです。

懇意にしているFPの先生の紹介で、時々FPの会合などにも参加させていただいているのですが、平井さんとはそういう会合でちょこちょこお会いしていました。当時、平井さんはまだ相続関係の仕事を積極的にやっておられた訳ではないのですが、「信託銀行のやっている遺言信託、これはいかんよなぁ」という話で意気投合したんです。

僕は、保険の仕事で相続と関わることがあるのですが、そのたびに銀行に対してはいろいろと思うことがあったんです。

そうしたなかで、遺言信託をしていたにもかかわらず、相続の際、実際に遺言を執行する段階になって相続人間でもめごとが起こり、事件性のあることにまで発展してしまったケースがあったんです。

そのとき、ある大手信託銀行が「遺言信託就職拒否権」を持ち出してきたのです。

遺言信託は、相続の際のもめごとを調整するためのものなのですが、本当にもめたときには、契約書のなかに「そういうことになった場合は、下ります」と逃げ道があったんです。でも、一応財産確定はしたので手数料は半分下さい、と。

愕然として、銀行の遺言信託はどういう条件なのか徹底的に調べたんです。表では書類の作成費用しかうたっておらず、実際施行するときの執行報酬は、小さくしか載っていない。1億なら200万。5千万しかなかったら105万、3000万しかなくても105万。3億4億になれば370万400万と、執行報酬は突然増えていきます。

それで、なにをやってくれるのかといえば、「私は遺言の執行をさせていただく契約になっているので、遺言どおり執行させていただきます」と宣言するだけ!その後、税理士を入れたりするのは、すべて実費となるのですが、そんなお金を払うなんてお客様も認識できていないんです。

その話をしたら平井さんも非常に共感してくれ、「僕も一回そこに行こう」と言ってくれて、案内させてもらいました。その後はまた、会合などでちょこちょこお会いする程度だったのですが、平井さんがこの相続トータルサポート関西を作られるといって挨拶に来られ、「相続に関する案件があったら力になれるよ」とおっしゃったんです。

当時、私は23店舗くらいのアリコジャパンのマネージャー、つまり代理店を管理する仕事をやっていたのですが、管理している代理店から相続の相談が結構来ていました。

僕は保険屋の割に相続が好きで一生懸命勉強してきたので、なにかというと僕に相談の電話がかかっていたんです。それに対して付き合いのあるFPさんやそのまた知り合いのFPさんにいろいろ相談していたのですが、どうも僕が納得するような答えが返ってこなかったんです。

―他の士業の方は、相続の知識に詳しいわけではなかったのですね?

そうなんです。それで悶々としているときに、平井さんから相続トータルサポート関西設立のお話があったんです。たまたま僕のお客様から、「相続前に借地権の更新がきたが、どうしたらいいのか」という相談が来たので、平井さんに電話をしてみたんです。

「そういうことなら、一度ちゃんと相続について考えて、ヒアリングしたほうがいい」ということで、平井さんは税理士の内田先生と2人でお客様のところに行ってくれました。

そこから相続対策をやり始めて、ものの三月(みつき)もしないうちに本物の相続が起こってしまったんです。結局お2人にお願いして、相続を全部やってもらったのですが、お2人の対応にお客様がとても喜んでくれて、私も納得できて、お客様の手前ありがたかったです。

お互いにとってプラスになる連携ができた

―御社のお客様はどういう点に満足しておられたのですか?

ただ単に相続税の計算をするのではなく、いろんなモデルケースを考えてくれる。そして、この場合はこうして、そのためにはこうすべき、といろいろな観点からのアドバイスをしてくれる。

そのうえで、お客様自身に選択をさせてくれる、次の段階の相続のことまで考えてくれる、いろんな提案をしてくれる、そういったことすべてです。僕にもすぐ連絡がきていたので、安心でした。

そんな話をしているうちに、また違う相続の話が起こってきて、それもまた同じようにお願いをしました。「これから相続についてどうしたらいいだろう」という相談があれば、一度会っていただいています。

こういったことを続けて行くうちに、相続トータルサポート関西の皆さんと長く付き合うことで、お客様のためになる仕事をするためのとてもよい仕組み、ネットワークができていったんです。

我々のお客様をどんどん紹介していくことで、お客様はとてもよい結果を生んでおられ、それが僕の保険販売に直接つながらなかったとしても、結果僕に信頼が生まれて長いお付き合いをさせていただけます。

そのうえ、先生方にも我々のお客様の相続のお仕事が回っています。僕はそういう風に感じているので、相続トータルサポート関西の皆さんと一緒に仕事をさせていただけるのはとてもありがたいですし、だからこそ、「その信頼関係を失わないようにしなければ」という気持ちがあるんです。

―まさに三方よしのネットワークですね。

そのとおりですね。独立して、今年はちょうど10年目になるのですが、独立した当初に比べると、今は本当に優秀な人たちに囲まれていて、「こういうときには誰に相談して、こういうときには誰にお願いすればいいのかな」という人たちが何人もいてくださるのです。そういう意味では、保険の代理店として本当に自信を持ってます!

それぞれの専門性があるのでワンストップでOK

―相続トータルサポート関西のメンバーを全員ご存じですか?

はい、知っています。

―1人ずつ印象をお伺いしてもよろしいですか?

まず内田先生の印象について、教えてください。

内田先生はバイタリティがあるというか、使命感を持って生き生きと仕事をされているなぁという感じの方です。

お金とか自分の利益とか、そんなことをまったく抜きにして本当に一生懸命自分の持っている能力を、なんとかお客様の役に立てたいという誠意をすごく感じます。税理士でこんなに情熱的な方は珍しいんじゃないかな。

国税庁にいらっしゃったでしょう?それですごく正義感の強い方だから、国税庁にいても、そのあとすぐに信託銀行に行かれてからも、「自分の想い」と「組織の思い」とずれたんだと思います。

では、西先生の印象について教えてください。


西先生ともよく一緒に仕事をさせていただいています。物静かな方ですが、内に秘めたるエネルギーというのは強い方です。誠実で、強い正義感を持っておられるので、きちっと言わなければならないとことは、しっかり言う方です。
西先生といえば、忘れられないエピソードがあります。2010年のことですが、50過ぎの長男を亡くされた80代のご婦人で、ご長男の遺産の逆相続と生命共済で億単位のお金が入ってきた方がおられました。
ただその方は、遺産のこともよくわからず、息子さんを失ったショックで申告も何もできないまま、納税期限を過ぎてしまっていました。
そこに税務調査が入ったんです。ご婦人は何が何だかわからず、このままでは重加算税がかかってしまうかもしれない、というところを、西先生に対応していただいたんです。その方の自宅で西先生とお話をうかがっている間中、税務署からは何度も電話がかかり、かなり差し迫った状況だったのですが、西先生の指示に従い、その方にも1つ1つ落ち着いて対応していただけました。そして、最終的には本当に少ない金額で重加算税もかからず、そのご婦人やご家族の方からも本当に感謝されました。大変な状況でしたが、西先生が、慌てず騒がずどっしりと構えて対応されていた様子は、お客様にとってもさぞかし心強い存在だっただろうなと感じました。

―内田先生と、西先生は同じ事務所ですよね。

そうです。内田先生は大阪、西先生は兵庫を担当されています。やっておられることは一緒でしょうけれど、まったく違うタイプですね。

どちらもとても熱心な方ですけれど、内田先生は前へガッと出てくる情熱派。西先生は静かにずっと聞いていくタイプですね。でもお2人とも、「相続にかけては、絶対にほかの税理士に負けない」というくらい強いお気持ちを持っておられるのを感じますね。

―奥西社長がお客様に税理士の先生を紹介する際は、「このお客様はこちらの先生向き」など、相性を考えられるのですか?

いえ。お2人とも年齢的には私より若いのですけれど、とても頼りになるいい先生なので、どちらにお願いしても大丈夫です。私なんか、1人に電話して分からないときは、もう1人と、電話して聞いたりしていますし(笑)相続のことに関しては、このお2人に必ず相談するので、ほかの税理士さんに相談することはほとんどなくなりました。

―ワンストップで事が済んで、それはありがたいですよね。

私のなかでは、相続に対してはこの人たちにお任せすれば100%大丈夫、という認識です。

―和田先生の印象について教えてください。


はい。僕のお客様で、「隣の土地との境界がはっきりしない。今もめていて、自分の土地だったところが隣のものになっているような気がするから一度ちゃんと見てほしい」という相談がありました。

相続が起こってからそれを確定するのもややこしいし大変だし、それなりの大きな土地だったので「相続前にやっておきましょうね」ということで、和田先生と平井さんにお願いしたんです。

調べていただいたところ、結局隣の方の主張のほうが正しかったようでした。ただ、その場合もかかった費用は払っていただくものなのですが、身内の中にシビアな方がおられたみたいで…。「なんでお金を払わないといけないの!」というトラブルになってしまって。結局和田先生にお金を払ってもらえないということが起こってしまったのです。

和田先生とのお仕事はまだその1件だけなので、和田先生にはものすごい借りがあります。

―川村先生の印象について教えてください。

川村先生とは、直接仕事をご一緒したことはないんです。平井さん、内田先生、西先生経由でサポートしていただいたことはあるのですが。でも、私のお客様のなかには川村先生と接点のある方もいて、川村先生の話は時々聞きます。

司法書士というと、本来は相続ということが起こってから、家の名義を変えるのがお仕事というイメージですが、川村先生の場合は、それが起こる前から動いていこうというスタンスをとっておられます。

具体的には「遺言」というものに特化して、いろいろな相続ケースを見ながら「どういう相続を目指したらよいか」、あるいは「こういう風に遺言を作ったほうがいいのでは?」といった提案やアドバイスをしてくださっているようです。

相続のことを早い段階から考えておきたいという方には、川村先生を是非おすすめします。

―最後に、平井さんの印象について教えてください。


平井さんは、どの案件でも必ず一緒に仕事をしてくれています。西先生のときも和田さんのときもです。けれど、平井さんにはどちらかというと僕のところ(株式会社ウエスト)の仕事を頼んでいますね(笑)

テナントを購入するのに、これを買っていいのか、とか自社ビルを建てるときにはどうしたらよいかとか、賃貸をどうするか、などその都度情報をいただいています。

そういう意味で、平井さんとは親しく友人に近い感覚でお付き合いさせていただきつつ、相続に関するこのネットワークを提供していただいているという感じです。

―では、相続の案件が発生したときは平井さんに依頼をされるのですか?

前はそうしていたのですが、このごろは直接担当の方に依頼しています(笑)。もう何回かお会いしているので、だんだん人間関係もできてきましたので。

ただ、相続が起こったときにはすでに税理士さんが決まっているケースが多いです。「相続専門の税理士を」とおすすめするのですが、お客様は資産家の方が多いですから、もともと税理士さんがおられるんです。そういう場合は、セカンドオピニオンみたいな形で紹介するケースが多いですね。

確定申告や法人税の申告は毎年起こることですが、「相続」はそう何回もあることではないので、実は扱ったことがなく、疎いという税理士さんも意外におられるんです。だ

から、お付き合いのある税理士さんがおられるとは思いますが、こと相続に関しては、その申告が本当にその家にとって適切に行われているか、チェック機能として、税理士のセカンドオピニオンが必要だと提案させていただいています。

むしろ「そういう風に利用していただいていいんですよ」と言っていますし、申告後、申告書を見てもらうだけというのもありだと思いますよ。

―かなり「がっぷりよつ」に仕事されていますね。

そうですね。本当に信頼のおけるいいパートナーだと思っていますから。きちんと事業を成り立たせつつ、決して利益を優先するようなところが見えない-だから信頼できるんです。平井さんたちとは、これからもずっとお仕事をさせていただきたいなと思っています。というか、一方的に頼っているんですけどね(笑)。

【編集後記】

奥西社長と相続トータルサポート関西の関係性がよくわかるインタビューとなりました。

保険という商品を販売していると富裕層のお客様がある一定数存在し、相続の案件が発生します。ただ、その相続の案件を任せるに足るプロフェッショナルというと、数は多くないということでした。

特に相続では家族間の調整も含め、非常にデリケートになりがちです。ただ、単純に相続の業務を遂行するだけではなく、家族の気持ちの面まで含めてサポートできる存在、それが「相続トータルサポート関西」であるという奥西社長の思いが伝わってきました。

お客様を紹介し、仕事をする。紹介された方も、紹介した方も相手に対する信頼がなければできないことです。

お客様に対して全力でサポートすること、そして相続トータルサポート関西はその奥西社長の思いに応えることができている。そう感じました。奥西社長、長時間に渡り、インタビューにご協力頂きありがとうございました。